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海歩き町歩き江名の町再発見 レポート!後編 [平成26年10月29日(水)更新]

気持ちのいい秋晴れになったいわき市。
お天気がいい日は嬉しくなりますね。
空気が乾燥しつつあり、のどからの風邪を引いている人もちらほら…
保湿を忘れずに、マスクなどを着用してのどを護ってあげてくださいね。
さて、本日の話題は昨日に続き「海歩き町歩き 江名の町再発見」のイベントレポート!後編!
昨日の記事はこちら
・海歩き町歩き江名の町再発見 レポート!前編[平成26年10月28日(火)更新]

さぁ、食いしん坊のスタッフお楽しみ。
サンマの竹炭焼きを体験してきます!
受付で貰ったサンマの引換券でサンマをゲット。
竹炭で温まった焼き場にいざ、ぴちぴちの塩サンマを…

ドーン!!
焼き場には、サンマの上手な焼き方が書いてあります。
竹炭の特徴は木炭よりも多くの遠赤外線を放出し、中までじっくりと焼き上げる事が出来るのだとか。
片面10分ずつ、じっくりと待ちます。

じーっと座って待つスタッフ。
顔にほわほわと当たる温かい熱気が…ハイキングで汗をかき、潮風に当たったスタッフの顔も塩焼きに…
という冗談を考えつつも、そろそろ10分。
網の裏側からのぞき込むと、きつね色の焼き色を確認。
いざ、反転!

じゅわぁ~…
や、焼けてるぅーーー!!!

早く食べたい気持ちをおさえつつ、焼き上がりを待ちます。
またまた、10分程度…サンマから脂が滴り、竹炭にじゅぅと落ちていきます。煙がなんともかぐわしい…
ふつふつと、お腹が煮えているのを確認。そろそろですね。
サンマをトレーに移し…ごはんが販売していたのでご飯と一緒に…

わぁーい!!!
塩サンマの竹炭焼き、完成ー!!
会場ではサンマ汁も販売していたそうなのですが、スタッフがふぇにっくす号に乗船中に無くなってしまったのだとか…

サンマにそっと箸を入れます。
ぱり…と皮が裂け…
とろっとろに脂の乗った魚肉が…!!
青い海を見ながら…いただきます!

ぱくっ…!
むむむ…!!そのまま、ご飯を…ばくっ!
……うーまーい~~!
香ばしくぱりぱりの皮にはしっかり塩がまぶされているのでご飯がすすむすすむ…!
箸を持つ右手は止まる事を知りません。
脂の乗ったサンマは柔らかくてとってもジューシィ。

この柔らかさは、竹炭で優しく焼き上げたからでしょうか…?
内臓の周りはやや苦いもの、きれーいに美味しく頂きました。
ごちそうさまでした!
海を見ながらのサンマ、お天気も良くて最高ですね!
さて、腹ごしらえもすみましたので町歩きを続行します。

江名漁港から中之作方面へ歩を進めると「小名浜消防署旧江名分遺所」が。
東日本大震災にも耐え抜いた江名分遺所も2017年以降には解体される予定だとか…
40年以上江名の町を見守ってきたいわき市内唯一の望楼も無くなってしまうのは、少し寂しいですね。

さらに歩を進めると立派なかやぶき屋根の住宅が。
絵地図には伊勢屋古文書文献となっており、元は造り酒屋だったのだそう。
今年いわき市指定文化財に登録され、江名地区では唯一のかやぶきの建物だとか。
古文書などの文献は現在調査中だそうです。
古くから形を現代まで残し続ける…ロマンですね。

さらにその先には真福寺。
お寺の入り口には漁船で殉職された方を供養する碑が。
さらにお寺の中に歩を進めます。
銀杏が所々に落ちていて、食べたいなぁと思いつつも奥へ…
えっさえっさと階段を登ると…八大龍王尊が。

魚霊供養塔があり、地元の漁業者さんがお参りを欠かさない場所だそう。
スタッフも美味しいサンマを頂いたので、お参りしました。
ありがたい糧をありがとうございます。
お寺を後にし、絵本美術館の方面へ向かいましょう。
道中には「船主の大屋敷」が。

旅館?!と思ってしまう程に立派です。お屋敷ですね。
絵地図によれば、かつての江名町の繁栄を偲ばせる船主の屋敷で、かつて江名漁港はいわき市の中でも1番多くのサンマ漁船が出ていたものの徐々に漁業は衰退の一途をたどり、震災後に廃業してしまった水産加工業者も少なくないとか…

地面にふと目をやると、カモメや海をイメージした排水溝の蓋を発見。
ちょっとした発見が嬉しいですね。
江名を経由し小名浜、泉駅へと走る路線バスもやってきました。

絵本美術館へ到着。
普段は往復はがきで申し込みが必要ですが本日会場で受け付けをして特別に見ることができます。

絵本美術館の隣から見下ろす景色。
合磯海水浴場と豊間海水浴場が見えます。
奥には塩屋埼灯台も。
風が強く、波が強いですが本当に海が美しいです。

そばにハマギクとツワブキも咲いていました。
絵本美術館の館内は今回は残念ながらお見せする事が出来ません。
美しく、圧巻と感動が押し寄せ大きな窓から見える太平洋は正しく「まどのむこうのそのまたむこう」。
絵本美術館の名称は、かつてこの場所に美術館を建築する際、前代の園長さんが太平洋の海を眺めていた時にフレーズが浮かび
そこで、モーリス・センダックの絵本「まどのむこうのそのまたむこう」を日本語訳した「わき あきこ」さんに交渉し、そのタイトルを美術館に頂いたそうです。
子供達が窓から海を見つめると、その海の向こうには自分たちの知らない国があり、世界が無限に広がっている。
そんな想いを込めたのだとか。
園長先生の子供達への深い愛を感じますね。
大人の方でも、お子様でも、是非見ていただきたい世界です。
見学を希望される方は往復はがきでご応募ください。
見学申し込み方法
事前申込となっており、下記住所へ往復はがきに住所・氏名・連絡先を明記のうえ郵送。
後日日時を指定された招待状が送られてきます。
〒970-0224
福島県いわき市平豊間字合磯209-42
絵本美術館 まどのそとのそのまたむこう
※ただし土日・夏休み・春休み・冬休み期間は休館となっており、週に一回程度一般公開。

絵本美術館を拝観した後は江名諏訪神社へ。
桓武天皇の御代、奥州の蝦夷の悪路王を打つ為東征を命じられた坂上田村麻呂が海岸の高岡に諏訪神社を勧請したのがはじまりとされています。
鳥居をくぐり、85段もある階段を上ります。

拝殿が見えました。

境内の左奥には日本一小さい狛犬も。
また、4基の神輿が展示されています。
例祭では男衆がこの神輿を担ぎ、威勢よく階段を駆け下りるのですね。

階段の横には、今年建てられた東日本大震災の碑が。
そっと手を合わせ、神社を後にしました。
江名漁港へ戻ると、イベントも終了しスタッフの皆さんが後片付けをしていました。
ボランティアの方と色々とお話をさせていただき、地元の方だからこそ知っているお話や良い所、歴史などをじかに教えていただきました。

中田政吉翁銅像が胸から下の色が違うのは、東日本大震災の津波がその高さまで押し寄せ変色してしまった事など…
震災で壊れたものなどは徐々に直されていきますが、まだまだあらゆる面で課題は多い事、そして何かの形で遺して伝える事も大事だと思いました。
大盛況のうちに終わった「海歩き町歩き江名の町再発見」。
現地を歩いてみると肌で感じる事が出来る魅力が確かにあるという事を感じました。
イベントは終了しましたが、天気のいい日など町歩きをしてみてはいかがでしょうか?

【イベントについてのお問合せ】
江名の町再生プロジェクト
電 話:090-2841-6027 吉原様







【映画「MARCHING 明日へ」 10月18日(土)よりポレポレいわきにて公開中!】
東日本復興支援作品でもある映画「MARCHING 明日へ」が、10月18日(土)よりポレポレいわきにて上映中です。
映画の舞台、港町「祝船(いわぶね)」はいわき市がモデルとなっており、「小名浜漁港」や「三崎公園」などロケの多数をいわき市で行いました。
地元の方も参加し、多くの住民の方達の声が映画の随所に描き出されておりますので、ぜひご覧ください。
上映期間:平成26年10月18日(土)~10月31日(金)
料金:一般 1,000円/こども 700円(高校生以下)
会場:ポレポレいわき (福島県いわき市平字白銀町1-15/0246-22-3394)
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