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御宝殿熊野神社の稚児田楽・風流 [平成28年7月14日(木)更新]

朝はパラパラと雨が降っていましたがお天道様が見えてきて気温がぐんぐん上がり始めたいわき市。
温度計を見るといわき駅改札横で30℃を越えています。
今日は曇り時々雨との予報ですので、念のためお出かけの際には折り畳み傘があると安心ですね。
本日の話題です。
平成28年7月17日(日)・18日(月祝)の2日間、錦町御宝殿熊野神社の「稚児田楽・風流」が行われます。
例年7月31日・8月1日に行われていましたが、世代交代や子ども達の予定等に配慮し今年からこの日程で行われる運びとなりました。
平安時代末期に立荘された御宝殿熊野神社の祭礼は、神事と民俗芸能が一つとなり、地元の氏子さん達が現代まで守り続けられ「稚児田楽・風流」は、昭和51年に国の重要無形文化財に指定されました。
鉾立の神事では農作物の豊凶を、2本の鉾で占います。
ウサギの描かれた五穀豊穣を願う鉾、浜が大量になる事を願う三本足のカラスの描かれた鉾、どちらが先に立つかを競います。
豊作を願うお祭りですので、ウサギの鉾が立つと願い通り今年は作物が豊富に獲れると言われています。
鉾を抱えて勢いよく参道を駆けていく様子は迫力満点!


昨年と一昨年は、ウサギの描かれた白の鉾が先に立ち、五穀豊穣になると占いの結果が出ましたが今年はどちらの鉾が先に立つのでしょうか?


8名のこども達が奏でる豊作を願う稚児田楽。
カラスとウサギの描かれた露払いを持った2名と、6名の古典楽器の「びんざさら」という、木琴の鍵盤のようなものを縄でつなげたものを使い向かい合って舞います。
びんざさらは、両手で持ち、ひねったり両手を交互に上げ下げすると「ザラッザラッ」という音が奏でられます。
この舞は、田植えから収穫までの農耕神事を儀礼化したものだそうです。
篠笛と「カッ カッ ドン」のリズムで叩かれる太鼓、びんざさらの音色が響き渡り、こども達の表情も真剣そのもの。

櫓の上で豊年、子孫繁栄、天下泰平を祈る風流(ふりゅう)。
子供たちの「おー!」の掛け声に合わせるかのように
シラサギ、青龍、雄雌シカ、大獅子が四隅をぴょんと飛び上がり舞います。
子孫繁栄を願い、豊作を願い、兄弟が仲良くできるよう願います。

例祭の始まりと終わりを告げる、役馬も社殿前で往復7回半走りぬけます。
役馬が走り抜ける勇壮な姿を見ることが出来ます。
全国でも熊野神社の数は福島県が一番多く、中でも子供が田楽を舞う御宝殿熊野神社の「稚児田楽」は大変珍しいそう。
古式にのっとり、厳かに行われている例祭を是非ご覧ください。

日時:平成28年7月17日(日)午後4時~翌午前1時半頃
・勅使童児の潔斎(ちょくしどうじのけっさい)
時間:午後4時~5時40分
場所:錦町須賀海岸
・稚児田楽
時間:午後9時~9時40分
場所:宮司宅・社殿
・古川権左衛門奉仕の呼び出し
・勅使丑の刻参拝式
時 間:午後0時頃~翌午前1時30分頃

日時:平成28年7月18日(月祝)午前10時~午後6時頃
・役馬(やくうま)の参拝
時間:午前11時~11時30分頃
・鉾立の神事
時間:正午~
・稚児田楽
時間:午後1時~
場所:宮司宅・高橋さん宅
・稚児田楽
時間:午後2時10分~
場所:本殿前
・風流
時間:午後2時40分頃~3時30分
場所:本殿前櫓
・稚児田楽
時間:午後4時10分頃~
・神輿渡御
時間:午後4時30分~5時40分頃
・早馬の疾走、東御霊神社参拝
時間:午後5時40分頃~午後6時
※天候によって各奉納の時間が早まることもあります
【お問い合わせ先】
御宝殿熊野神社
住所:福島県いわき市錦町御宝殿81
電話:0246-62-2207
※今回の記事に使用した画像は過去に撮影したものになります
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