地域学講座「四倉学 四倉まち歩き」レポート! [平成30年3月21日(水・祝)更新]

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午後に入り、冷たい雨が降り続くいわき市です。
南岸低気圧の影響で首都圏や山間部は積雪となっているようです。
現在のいわき駅前の気温は7度ありますが、今後気温が下がると、雪となる可能性もあります。
今夜から明日朝にかけての気象情報にはご注意ください。



いわき市四倉地区の歴史、文化、人物を学ぶ地域学講座「四倉学」
講座第1回目は四倉地区のかつお節、2回目は日露戦争、三回目は四倉諏訪神社の例大祭が取り上げられました。
また、番外編として「四倉まち歩き~小説や随筆の舞台となった四倉をめぐる~」が先週末の18日(日)に行われましたので、本日はその様子をご紹介いたします。

今回のまち歩き講師は四倉アーカイブズの緑川 健さん。
四倉支所をスタートし、まずは四倉諏訪神社から!
四倉といえば「かつお」。
境内には「かつおのぼり」が掲揚されており、青空の下で優雅に泳いでいます。
こののぼりは鹿児島県枕崎市より取り寄せられており、のぼりが上がると春の到来が感じられ、まさに四倉の風物詩ですね。
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拝殿左手には高さ2メートルの「改良鰹節之碑」があります。
明治35年(1902)に四倉新町に設立された「鰹節改良伝習所」にまつわるエピソードが刻まれており、明治42年(1909)に建立されました。
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今回は特別にお神輿を見せていただきました。
右から安波大杉神社神輿、諏訪神社神輿、出羽神社神輿。
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こちらは境内内の金刀比羅神社。
赤い丸で囲まれている灰色の棒のようなものが何か、皆さんご存知でしたか?
これは「ナガスクジラ」の顎の骨といわれています。
以前、四倉交番裏手にあった四倉公園に安置されていたもので、平成17年に移動されました。
いわきの捕鯨文化をうかがい知ることができる貴重な海の遺産です。
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四倉海岸へ移動。
現在防潮堤の工事が行われており、以前とは全く違う景色が広がります。
明治・大正時代に活躍した小説家・演劇評論家の三島霜川(みしまそうせん)の著書「ひとつ岩」に、四倉海岸の情景が描かれています。
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道の駅よつくら港情報館。
四倉小学校の児童たちが作製した「よつくらまちあるきマップ」が掲示されています。マップ片手に街なか散策するのもいいですね。
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四倉築港周辺から久之浜方面へ向かう国道6号線。
写真中央にグレーの建物が見えますが、以前は海気館という旅館がありました。この旅館や四倉海岸が舞台となったのが俳人・安住敦の「随筆歳時記」の「海の宿」。「部屋から飛石づたいに庭を抜けると、すぐ砂浜だった」という文章から、四倉築港建設前の昭和ひと桁代ぐらい前の話と推測されるとのことでした。
また、海水浴は明治時代は塩湯治と呼ばれていたことや、四倉海岸がいわき市内で最初の海水浴場とお話してくださいました。
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ここから新町へ戻ります。
みつわタクシー付近は「四倉町共立鰹節改良伝習所」があった場所。
焼津節の元祖・松村善八氏の弟子・今村長吉氏が明治35年~大正4年まで鰹節製造教師をされておりました。
伝習所は小名浜・江名・双葉郡請戸にも設けられており、四倉の明治35年7月~10月の伝授生は25名、鰹節製造高は5,456尾と記録が残っています。
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新町に残る「うだつ」。
小名浜古湊地区とどことなく雰囲気が似ています。
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昭和25年以後中止となった四倉の伝統行事「火打ち合い」。
ひぶちあいと読み、かつて市内各地で行なわれていた行事で陰暦1月14日に敵味方に分かれて川を挟み、火のついた薪を投げ合うというものです。
四倉では火打ち合い見物に、市外からも訪れるほど盛んでしたが、様々な理由から取りやめとなりました。
写真にはこの木の門柱が映っており、ここで薪などを渡していたそうです。
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ビャクシン。
出羽神社の御神体がぶら下がっていたという謂れが残る木です。
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如来寺大師堂。
昭和34年~39年まで、いわき市の博物館の先駆けとなった「四倉史学館」がありました。
小説家・結城昌治の推理小説「風変りな夜 瀬峰二郎の犯罪」の中で、如来寺や四倉海岸、磐城セメント、波立薬師などが詳しく描かれています。
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作中に出てくる「赤さびた廃レールに角材をわたした橋」とその奥のトンネル「極楽門」。
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四倉交番前は現在暗渠となってしまいましたが、以前は川が流れ、「御免橋」がかかっていました。
昭和28年に東條寿三郎作詞、吉田矢健治作曲の「雨降る街角」は、雨が降る御免橋を見て作られたそうです。
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最後は「豊澤地蔵尊」。
東京深川で営業する屋台船「深川吉野屋」の創立者・吉野熊吉氏が四倉での半生をまとめた本「海トンボ自伝」の中で、お地蔵様のことを書かれています。
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かつお節や例大祭などゆかりの場所、四倉が舞台となった小説・随筆の場所を巡る2時間の旅。
車社会となり、通過するだけの街が年々増えてきていると思います。
さまざまな視点からまちづくりを学習する四倉学では、地区の歴史を学びながら、将来を考えるよいきっかけになったと感じました。
マニアック四倉まち歩き。
次回の開催を心待ちにしております!



地域学講座「四倉学」
開講日:平成30年2月15日(木)・2月27日(火)・3月13日(火)・3月18日(日)
講師:四倉アーカイブズ 緑川 健

【お問い合わせ先】
いわき市役所 四倉支所 市民課 電話:0246-32-2111




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